☆交通事故が起きた時の相手方の確認ポイント
☆交通事故が起きた時の相手方の確認ポイント
こんにちは、京都市 右京区 嵯峨にあります、井上接骨院です。
今回は、交通事故が起こってしまった際の、相手方の確認ポイントについて
お伝えします。
嵯峨 井上接骨院では、交通事故に遭って治療に来られる患者さんが
「慌ててしまった、何をしていいのか分からなかった」とみなさん、
口を揃えて言われます。
交通事故が起こった際、まず警察に通報し、警察官が到着するまでに、
「相手の素性」「現場の状況」「事故状況」「目撃者の有無」などを
できる範囲で確認するようにしてください。
なかでも、相手の素性を確認しておくことは、重要です。
ドライバー(相手方)と車の所有者が違うケースも考えられるからです。
ドライバーと車の所有者が違う場合で、ドライバーに資力がないような
ときは、車の所有者にも損害賠償責任を追及できる場合があります。
ドライバーが所有者でないときは、車の借用理由や、所有者との関係など
も聞いておくようにしてください。
なお、相手方に素性を尋ねるときは、自分の身分を明かした後で、免許証
などの提示をもとめるとよいでしょ。こうすれば、相手も感情的になること
なく、比較的スムーズに素性を聞くことができるはずです。
では、相手方に確認することと共に、事故現場でのチェック項目をお伝えします。
◇事故現場でのチェック項目◇
1.相手の運転免許証
・・・・・・・・・住所、氏名、生年月日などをメモしておきましょう。
2.相手車両の番号(取り外しのきかない後ろのプレートを確認)
・・・・・・・・・相手が逃げた場合には、ナンバープレートを確認し、警察へ
報告しましょう。
3.相手の勤務先(名刺をもらうか、メモしておく)
・・・・・・・・・事故後に連絡をとる場合に有効です。
4.相手車両の車検証、自賠責証明書の証明番号と保険会社名、加入年月日
・・・・・・・・・ドライバーと車両の所有者が違う場合でも安心です。
5.被害状況(破損部位・程度)の確認(できれば写真撮影)
・・・・・・・・・車体のキズが事故によるものかどうかなどをチェックします。
6.現場の状況
・・・・・・・・・道路幅、路面状況、道路設備、道路の運行状況をチェックします。
7.事故状況
・・・・・・・・・スリップ痕、車の位置関係をチェックします。
8.加害者の(被害者)の言い分(できれば会話の録音やメモなど)
・・・・・・・・・加害者の(被害者)の過失の有無や程度を確認します。
9.目撃者の住所・氏名、目撃内容(事故時の信号表示など)
・・・・・・・・・利害関係のない目撃者の証言は、とくに信頼度が高いです。
実際にあったことですが、交通事故直後というのは記憶が一時的に混乱しやすく、
その時には「〇〇ということで・・・」とお互い合意していても、後日「やっぱ
よくよく考えたら〇〇じゃない、△△だ!」と意見が変わることがあるのです。
例えば、事故現場では相手側が「自分が飛び出してしまいました」と言っていた
けれど、後になって「飛び出したりしていない」と言ったり。
逆にその時は、その場の雰囲気に飲まれて、自分が信号をみていなかったかも・・・
と思っていて返事をしても、家に帰ってドライブレコーダーを見たら全然違って
いたなんてことも、あるんです。
ドライブレコーダーが付いていればよいのですが、そうでない場合は目撃者を確
保するのが一番です。
これらは被害者になった場合に絶対に確認しておきたい事ですが、加害者になっ
た場合でも確認は必要です。
加害者と被害者ともに大きな負傷がない事故の場合、警察官が到着した時点で
実況見分(現場検証)が始まります。
交通事故の損害賠償金(治療費や慰謝料や修理費など)は、損害額と過失割合に
よって決まりますので、明らかにどちらか一方が悪い場合を除き、その場で結論
を出すのは難しいでしょう。
過失割合については後日、保険会社を交えて話し合い最終的には事故の状況や
判例を元に決められます。
加害者の立場であったとしても、その場で相手の言い分を認めてしまったり、
結論を書面化する事はやめた方が無難です。
今回は、交通事故の際の相手方への確認のポイントについてお話ししました。
参考になりましたでしょうか?
ただし、こういったこことは交通事故の数だけ事例があり、とてもややこしいも
のです。
過失割合が分からなくても、むち打ちや交通事故のケガの治療を受けられるのか
不安だ・・・と、お身体の治療のことに専念できなくてお悩みの方もたくさんお
られます。
専門の治療はもちろん、そういった事例に関してのアドバイスも専門的におこな
っております。
交通事故治療・むち打ち治療
平日の午後診は、夜間診察しています(最終受付は21時なります)